DXの取り組みで目指すストーリー

ニチガスが進めているDX

昨今の複雑化する地域社会に対応するため、ニチガスでは、DXの取り組みを推進しています。
競争から共創へ、異業種、競合他社とも手を取り合って課題解決に取り組むことで、新たな価値の創造につなげていきたいと考えています。

ニチガスの想いと目指す未来


競争から共創へ。新たな形で地域社会へ貢献する

ニチガスは創業以来変わらず、「地域社会への貢献」を使命として事業を行ってきました。価値観の変化・多様化や技術の進化により、エネルギー事業を取り巻く社会環境は日々変化し続け、近年ではCO2の削減、労働力不足問題の解消・働き方改革、情報化社会への適応など、企業に求められる「新しい要素」は多岐にわたります。このような課題の対応には、共創が不可欠だとニチガスは考えます。


ニチガスが目指すのは、各社が個性を活かしつつ、システムなど裏側の仕組みを必要に応じて共有・共同利用することで、より効率的にお客さまにエネルギーを供給できる世界です。システムのみでなく、ガスメーターやボンベ、車輌や人などのあらゆる資産を共有することで、業界全体の業務効率化、CO2削減、新たな価値の創出を目指します。また、異業種も含めたシェアリングエコノミーの創造により、新たな形で地域社会に貢献していきます。

ニチガスのDXに関する主な取り組み

①エネルギー託送

IoT機器によるデータの収集、個別データの暗号化、暗号化認証システム、ブロックチェーン、デジタルツイン等の技術を活用することにより、LPガス、都市ガス、電気を含めたエネルギー業界全体へ、託送の最適化、及び保安の高度化に資する仕組みを提供します。LPガス事業においては、業務を効率化するLPG託送サービスを提供します。本サービスは、世界最大規模のLPガスハブ充填基地である「夢の絆・川崎」を基点として、製造(充填)・配送・在庫・需要から構成される一連のサイクルにおけるデータをリアルタイムで連携します。また、LPガス、都市ガス、電気の熱量単位を揃えることにより託送料金形態を統一する、エネルギー託送という概念にも挑戦していきます。
エネルギー託送について
夢の絆・川崎、デポステーションについて

②スペース蛍

ガスメーターに取り付けてオンライン化するIoT機器。検針業務に伴うコストを削減するとともに、従来よりも精緻な使用データの取得を可能にします。この通信機能は、他のインフラでも運用できる汎用性を持っています。
スペース蛍について

③雲の宇宙船

ガス事業に関わるあらゆる業務を一元管理し、各企業で効率的かつ正確に業務を行う手助けをする、クラウドコンピューティングシステムです。
雲の宇宙船について

④マイニチガス

ニチガスが開発した消費者向けアプリ。月々のエネルギー使用量や、その他サービスの利用料金を一目で確認できます。
マイニチガスについて

⑤タノミマスター

受発注のプラットフォームサービス。メーカーと販売事業者をアプリで直接つなぎ、中間処理を削減します。
タノミマスターについて

⑥ニチガスサーチ

情報の一元化に役立つ検索システムです。複数の企業やシステムを横断した検索が可能。検索した情報を、スマホ上でリアルタイムに確認することができます。
ニチガスサーチについて

各種プラットフォーム事業については
株式会社エナジー宇宙のHPからお問い合わせください。

ニチガスのDXを支えるデータシステム

ニチガスストリーム

様々な通信規格から送り出されるデータを、世界標準規格に変換し統一する、データ収集統合基盤です。ニチガスストリームによって、各社で集めたデータをセキュアに管理。暗号化技術を実装しているので、安全性が担保された状態でデータを活用することができます。

データ・道の駅

様々なサービス向けアプリケーションの開発環境となるオープンAPIプラットフォームです。APIゲートウェイを経由して、各社が必要な機能・情報だけを利用できるように設計されています。ニチガスストリームからの一連の流れは、ブロックチェーンやX-Roadの導入によってセキュリティを担保しつつ、APIによってあらゆるシステムに適応できるよう設計されています。

ニチガスツインonDL(ディープ・ラーニング)

LPガス事業に関わるIoTリアルデータや物理資産を仮想空間上に再現することにより、現場に行かなくとも、その状況を正確に把握し、操作することを可能にしたシステムです。さらに、ディープ・ラーニングによって精度を上げ続けるAIが分析・処理を行うことで、業務を最適化します。