ニチガスグループ AI活用基本方針

ニチガスグループは、「DXグランプリ」の受賞に象徴されるこれまでの改革・IT技術の実装に満足することなく、エネルギーの安定供給と持続可能な地域の未来に向け、常に最先端技術への挑戦を続けてまいります。
その挑戦の一環として、生成AIをはじめとするAI技術の利活用を強力に推進し、サービス品質の向上、業務プロセスの高度化、新たな価値創出に取り組んでまいります。

一方で、AIが社会や人々に与える影響とリスクを深く認識し、エネルギーインフラを支える企業としての社会的責任を果たすべく、ステークホルダーの皆さまとともに、以下の基本方針に基づき「責任あるAI」の利用を推進してまいります。

1.イノベーションによる社会・地域への貢献

AIとデジタル技術の積極的な活用を通じて、エネルギー業界の新たな可能性を切り拓き、地域課題の解決や持続可能な社会づくりに資するイノベーションを創出してまいります。

2.人間中心の活用/Human in the Loop

AIを人間の意図や判断をサポート・拡張する手段として位置づけます。重要な意思決定やサービス提供においては、常に人間の監督・介在(Human in the Loop)を徹底し、最終的な管理責任を人が担うことで、安全で適切な運用を確保します。

3.高い安全性とセキュリティの確保

エネルギー事業者として、AIシステムの安全性と堅牢性を最優先に管理します。データ品質の検証、モデルのセキュリティテストや更新管理を実施するとともに、サプライチェーン全体を通じたリスク評価を徹底し、信頼性の高いAI活用環境を構築します。

4.法令遵守とプライバシー・重要情報の保護

関係法令や著作権、各種ガイドラインを厳格に遵守します。未承認ツールの利用防止や機密情報・パーソナルデータの徹底した管理を行い、お客さまやパートナー企業のプライバシーおよび知的財産権を確実に保護します。

5.公平性と人権の尊重

AIの入出力データに含まれうるバイアス(偏見)や不当な差別の発生リスクを認識し、排除に努めます。性別、年齢、国籍等に関わらず、すべての人の尊厳と人権を尊重し、公正なサービス提供を目指します。

6.透明性と説明責任の追求

AIエージェントをはじめとする複雑なシステム連携においては、アクセス権限や外部連携の範囲を適切にコントロールし、監査可能性(トレーサビリティ)を確保します。出力内容の検証を継続的に行い、ステークホルダーに対する透明性の向上と説明責任を果たします。

7.人材育成とリテラシー向上

テクノロジーを活用する社員一人ひとりが、AIの特性・限界・リスクを正しく理解して利用できるよう、社内ガイドラインの周知徹底や日常的な啓発を通じて、AIリテラシーの向上と適切な利用文化の定着に取り組みます。

2026年10月1日