燃料費調整制度について(中部エリアのお客さま対象)
※関東エリアの燃料費等調整についてはこちらをご確認ください。
1. 燃料費調整制度とは
火力燃料(原油・LNG〔液化天然ガス〕・石炭)の価格変動を電気料金に迅速に反映させるため、その変動に応じて、毎月自動的に電気料金を調整する制度を採用しています。
当社の電気料金に用いる燃料費調整単価は中部電力ミライズのおとくプランと同じ単価を適用しております。
2. 燃料費調整制度の仕組み
・原油・LNG・石炭それぞれの3か月間の貿易統計価格に基づき、毎月平均燃料価格を算定します。
・算定された平均燃料価格(実績)と、基準燃料価格との比較による差分に基づき、燃料費調整単価を算定し、電気料金に反映します。
3. 燃料費調整のプラス・マイナス調整
平均燃料価格(実績)が、基準燃料価格を上回る場合はプラス調整を、下回る場合はマイナス調整を行います。
※基準燃料価格および平均燃料価格はご提供エリアによって異なります。記載の価格は中部電力エリアの数値です。
4. 平均燃料価格の算定期間と電気料金への反映時期
各月分の燃料費調整単価は、3ヶ月間の貿易統計価格に基づき算定し、2ヶ月後の電気料金に反映します。
※至近の燃料費高騰による電気料金への影響について
1. 昨今の社会情勢により、電気料金が高騰しています
世界的なエネルギー需要の増加やウクライナ情勢ならびに円安により、原油・石炭等の火力燃料価格に応じて変動する燃料費調整単価が上昇しております。当社をはじめ多くの小売電気事業者は、燃料費調整制度に基づく燃料費調整単価を電気料金へ反映しているため、電気料金も高騰しております。
2. 燃料費調整額による電気料金への影響
燃料費調整単価は、2022年2月が▲0.44円/kWhであったものの、2022年10月は6.76円/kWhと1kWhあたり7.20円の単価上昇となっております。8円以上の単価上昇にともない、ご使用量が同じであった場合においても、 電気料金のご負担は、約3千円の増加となります。
燃料費調整額増加にともなう電気料金の内訳
※電気料金の計算は以下の条件となります。
契約電流:40アンペア 使用量:400kWh
電気料金メニュー:でガ割でんき1〈電気需給約款[低圧](中部エリア)(2020年3月31日実施)〉
3. 燃料費調整の上限について
中部電力ミライズの従量電灯のような規制料金は、燃料価格が大幅に上昇した際のお客さまへの大きな影響を和らげるため、調整される料金の幅に一定の上限(基準燃料価格の1.5倍)を設定する決まりがあり、この上限を超える分は電気料金に反映されないようになっております。
他方、当社を含めた新電力は、電気料金に上限の設定はございません。このため、燃料価格が高騰した場合には、燃料費調整の上限を設定している他社料金プランよりも当社電気料金の方が高くなる可能性があります。
当社は基本料金や電力量料金といった基準単価※1の値上げはしておらず、従前と同じく、ご使用量が200kWh以上のお客さまにお得なプランとなっております。他方、中部電力ミライズの従量電灯といった規制料金には、燃料費調整単価に上限を設けているため、基準料金は「でガ割」がお得であるものの、燃料費調整額を加えた電気料金総額では、割高となる可能性があります。現在ご契約されている電力会社が燃料費調整単価に上限を設けていない場合、当社の電気料金がお得になるプランを準備しているため、詳細なご提案や料金シミュレーションは最寄りの営業所へお問い合わせください。
※1 基本料金と燃料費調整額ならびに再生可能エネルギー発電促進賦課金を除く電力量料金の合計額