人材育成とダイバーシティ

ダイバーシティへの取り組み

年齢、性別、国籍、新卒・キャリア採用、学歴などのバックグラウンドを問わず、当社の企業価値向上に向けて挑戦する人材を職種に合わせて幅広く登用する方針です。多様化する地域社会のニーズに対応し、価値あるサービスを提供するには、多様なバックグラウンドを持つ全社員がそれぞれの視点で議論をしながらイノベーションを創出し、会社を進化させることが重要と考え、今後もさらにダイバーシティを推進していきます。

女性活躍の推進

自由化以降、新都市ガスや電気事業などの業務拡大にともない、女性活躍のフィールドも拡大しています。さらなる女性活躍の推進には営業部門での取り組みが重要と認識し、営業部門での配置を工夫して女性営業社員の活躍の機会を増やしていきます。また出産などのライフイベントがある中で女性が自身の能力を最大限発揮し、長く仕事を続けられるよう、育児休暇や時短勤務など多様な働き方の制度を整備しています(詳しくは社内環境の整備)。能力のある女性の登用を進め、企業価値の向上に繋げます。

エネルギーソリューション部の高岡さん
「太陽光発電システムや蓄電池の購入はお客さまにとって大きな買い物です。長期的にご満足いただけるよう、エネルギー料金のシミュレーションにもとづく機器導入の経済効果等をお示ししながら、丁寧に提案することを心がけています。LPガスボンベを運ぶなどの力仕事もなく、女性が活躍できる、やりがいのある業務と考えています」と話す。

キャリア採用者の活躍

社員の半数以上を占めるキャリア採用者の活躍も進んでいます。例えば、ホテル業界出身者が営業におけるマナーマニュアルを作成して丁寧なコミュニケーションに繋げるなど、異業種の経験を活かした新たな視点の意見(当社の課題や改善のアイデア)を積極的に各現場に取り入れることで、経営やサービスの質を向上させています。

多様な世代の活躍

当社は年齢に関わらず能力のある社員を登用します。これまでに、営業所長に入社3年目の社員が抜擢、200名以上を指揮する支店長に37歳が就任するなどの実績があります。
シニア世代の社員も経験を活かして活躍しています。定年後も本人の希望により、仕事を継続し、若手社員の教育にも携わりながら風通しのよい職場環境づくりにも貢献しています。2021年からは当社の定年を60歳から65歳に延長しました。

社内成人式の様子

当社では高校卒業後の人材の採用にも力を入れており、若い社員も多く活躍しています。対象社員が20歳を迎えた年の12月には、日本瓦斯運輸、日本瓦斯保安事業部で社内成人式を開催し、記念品の贈呈や交流会を行なっています。

外国籍人材の活躍

国籍に関わらず能力のある人材を採用し、登用しています。2024年3月末現在、派遣社員含めて25名の外国籍社員が在籍中です。母国語を活かして交渉するなど、活躍の場を拡げています。お客さまの多国籍化などをふまえ、今後も外国籍人材を登用する方針です。

障がいのある社員の活躍

障がいのある社員も、支援学校での採用説明会やインターン受け入れなどを通じて積極的に採用し、活躍の場が広がっています。DXの導入で本人のスキルを活かせる環境を整備しており、例えば保安部門では、お客さま宅を直接訪問せずに保安業務を完結する「リモート保安」で活躍しています。また、本社では、コミュニケーションを電話ではなくメールやチャットにすることで、活躍できる社員が増えています。